メディケアコラム

「楽しい」と思うことをリスト化してダイエット

「メリハリのある食べ方はしたいけれど、どうしても美食に走ってしまいそう」
という方がいます。でも、それは、ある方法で簡単に防ぐことができます。

食以外のことに人生の喜びを見出すことです。体質改善に成功した方なら、それほど、難しいことではありません。私のところへ相談に見えた方にもよくやってもらっていますが、皆さんにもお教えしましょう。

自分で「これができたら楽しいな」と思うことを書き出し、リスト化するのです。
何でもいいのです。どんどん書いてください。例えば、
「フランスに行って世界遺産のモンサンミッシェルを見る」
「真っ白い細身のドレスを着る」
「東京スカイツリーの展望台に上がる」
「京都で寺めぐりをする」
「自転車で日本一周する」
「海外へボランティアをしにいく」
「ピアノを習う」
「自動車の運転免許を取る」
「映画みたいにロマンチックな恋をする」

ということなどです。「楽しいな」と思うことを想像しながら書くわけですから、リストを書いている間も当然楽しいのです。

書いたら、一つずつ実践することをすすめます。なぜならば、「楽しい」と思うことに夢中になっていると食欲が抑えられるからです。

よく「恋をしていると、食欲がなくなる」といいます。楽しさで満たされていると食欲はなくなるのです。

自分で考えたプロジェクトを成功させようと思うと、寝食を忘れて取り組むことがあります。仕事が楽しいから、食べることさえ忘れてしまうのです。
先日、私も「楽しさに食を忘れた」出来事がありました。久しぶりに旧友とレストランで会ったときです。これまでのお互いのことを話すのに夢中で、せっかく頼んだワインも、食事もほとんど手をつけませんでした。夕方から会って、閉店時間になって、お店の方が「閉店です」と言ってきて、「もう、そんな時間か」と気づき、ようやくおしゃべりをやめました。楽しいことは食を忘れさせるのです。

何度も書いてきたように、肥満の人は本能を満たすために、どうしても食に走りがちです。しかし、本能を満たすのは、食欲だけではないのです。ワクワクするようなこと、楽しいことをしても満たされる。それを頭に教え込む。体で覚える。

するとあなたの人生は変わっていきます。

※この記事は、メディケアダイエット代表岡田眞の著書「太らない体質は食事がつくる」
 (2014年)をWebにて転載したものです。

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