メディケアコラム

肝臓にやさしい生活習慣を送ろう(前半)

  みなさんは、肝臓の働きをご存知でしょうか?
  臓器の中で最も大きく、重さは、1~1.5キログラム。
  食物から摂取した栄養素の代謝、食物の脂肪を消化させる胆汁の生成、アルコール・お薬の無毒化などを行う重要な役割をします。

  肝臓には、知覚神経が無いため、組織が傷ついても症状として現れにくいので、「沈黙の臓器」と言われています。
  そのため健康診断の数値で確認されたときには、重い症状のことが多いです。
 これから健康診断のシーズン。検査値の見かたや、肝臓に優しい食事などの説明をします。
普段から不規則な食事をしてたり、お酒を飲みすぎるかたに脂肪肝の疑いが見られます。

脂肪肝とは
 
肝細胞に中性脂肪がたまっている状態で、これが肝臓内の毛細血管を圧迫し負担がかかり、酸素と栄養が十分に行き届かなくなり、肝細胞を破壊します。
 この症状が、脂肪肝です。
正常な肝臓は脂肪率2~3%、脂肪肝は、5%以上といわれます。脂肪肝は、男女ともに増加傾向にあり、検診受信者の1/4は脂肪肝が疑われます。男性では、30歳過ぎから、女性は閉経後から現れます。またBMI25以上(標準18.5~25.0)のかたの、半数のかたにも見られるそうです。

 脂肪肝のかたは、高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などにもなりやすく、血管疾患(心筋梗塞や脳梗塞)の発症リスクも高まります!

 ただ、脂肪肝は軽度~中度くらいの肥満のかたが、規則正しい食事改善や有酸素運動をして体脂肪を減らすのと同様で脂肪肝を改善することができます。

 血液検査で脂肪肝かどうかは判定できます。
 メディケアではダイエットのために血液検査の重要性も説いています。
 詳細をお聞きになりたいかたは、ぜひ初回無料カウンセリングをご予約ください。
 
後編に続きます。

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