メディケアコラム

健康診断項目の内容 血圧測定・心臓編

 前回は,血液一般の項目について,説明いたしました。わりと身近な項目だったと思いますが,いかがでしたでしょうか。

 さて,今回は「血圧測定」と「心臓」の項目についてお話しいたします。
 これは学校での健康診断でもお馴染みですね。大人になっても,健康診断や人間ドッグで使われますので,どういう内容なのかをご説明いたします。

 血液測定は2つあります。
 まずは,「収縮期血圧(最高血圧)」です。
 いわゆる最高血圧とは,心臓が縮んで,血液を押し出す収縮状態の血管内の圧力のことです。
 基準値は「129mmHg以下」とされています。この基準値よりも低い場合,不調が感じられなければ問題はありません。しかし,正常値よりも高い場合は,高血圧と診断されます。高血圧に加えて,腎疾患,動脈硬化,高脂血症,脳血管疾患などの疑いもあります。

 次に,「拡張期血圧(最低血圧)」です。
 いわゆる最低血圧とは,心臓がギュッと緩んだ後,元に戻ったときの拡張状態の血管内の圧力のことです。
 基準値は「84mmHg」とされています。この基準値が高い場合も,収縮期血圧(最高血圧)と同様に,高血圧と診断されます。また,心不全,貧血,大出血などの疑いがあります。

 続いて,心臓の項目についてお話しいたします。
 この項目は心電図を用いて計測します。心臓の筋肉が収縮するたびに発生する微量の活動電流の変化から,心臓の病気を発見しようとするものです。
 心臓の項目に,数値的な基準値はなく,正常か異常かしかありません。「正常」となれば,合格ラインです。ただし,心電図に異常が見られた場合は,コレステロール値のチェックも必要となってきます。また,正常範囲外だと,狭心症,心筋梗塞,不整脈,冠動脈不全,高血圧,動脈硬化などが疑われます。

 いかがでしたか? 今回は,「血圧測定」と「心臓」の項目についてお話しいたしました。最近よく耳にするかたもいらっしゃるかと思いますが,血管年齢も気になるところですよね。「血管の年齢」「サラサラ血液」なども,機会があればご紹介できればと思っています。

 メディケアでは,血液検査項目の数値は大切にしています。綺麗な血液を手に入れたいかた,さらには健康的に痩せたいかたは,ぜひ初回無料カウンセリングにお越しください。お待ちしております。

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