太っているだけでは病気ではない?
太っている気はするけれど、
特に病気の診断をされたこともなく
どこも具合が悪くはないと思うけれど、
このままではいけないかなぁ・・・
と漠然と思い悩んでいる人も多いことでしょうか。
健康診断などで何かしらちょっとした数値の異常などがあったり
体重は少し重いかな・・と思いつつも
すぐに病院で再検査を要するというほどでもなく
いわゆる「未病」という状態のまま、
なんとなく時を過ごされていらっしゃる方が少なくないようですね。
アメリカでおこなわれた700万人という大規模な臨床試験の結果
<ガンを予防する9つの生活習慣>
-
禁煙
-
野菜や果物を食べる
-
塩分を摂り過ぎない
-
ウィルスに気をつける
-
適度な運動を心がける
-
太り過ぎない
-
過度のアルコールを避ける
-
空気のきれいなところに住む
-
薬に頼り過ぎず、レントゲン検査もなるべく受けない
このように、
ガンを発病する要因の1つとして「太っている」ことがあがっています。
太っていて具合が悪いという自覚がなかったとしても、
肥満は、日本人の死亡原因の1位であるガン
という病気の可能性を高めているのです。
日本肥満学会では、BMIが25以上を肥満としていますが
そのような状況にある方は、8つの肥満関連代謝性疾患である
-
耐糖能障害
-
脂質異常症
-
高血圧
-
高尿酸血症・痛風
-
冠動脈疾患
-
脳梗塞
-
脂肪肝
-
肥満関連腎臓病
を併発していることが多く、
いずれも、体重を減らすことで緩和されるという見解になっていますから
ゆく先のことを考えますと、
標準体重になるにこしたことはないと言えるでしょう。
なお、「脂質異常症」とは、「高脂血症」のから呼び方が変更になりましたが
血液中に含まれる脂質が過剰、もしくは不足している状態を指しますが
肥満の方に自覚症状がない場合が多いのかもしれません。
人生は一度きり
体調が悪くなるような重大疾患に陥って病院通いや薬漬けになる時間は
できるだけ少ない方がいいですね。
適度な体重で心地よく過ごす時間が少しでも多い一生を送りたいものです。