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春になりました！！軟らかな緑色をした野菜がお店に並び始めましたね。実は、春はデトックスの季節だということはご存知でしょうか？
 
元々動物は、冬季のエサの減少に備えて、脂肪や栄養素を身体に蓄えられるような仕組みを持っています。人間も同じです。そして動物は春が来て冬眠から目覚めると直ちに、生殖など活動を開始しますので、蓄えたエネルギーもすぐに消費してしまいます（冬眠中は全然食べていないですし）。ところが人間はそうはいきません。蓄えるまでは同じなのですが、冬眠もしませんし、温かい部屋で過ごして活動量も低下します。そしてなぜか冬はチョコレートの新製品が続々と発売され、クリスマスやお正月、忘年会新年会で更に蓄えを増やす一方ではないのでしょうか。
　そして春・・・例えば花粉症。冬の間に溜め込んだ老廃物は、鼻水や痰というかたちで身体が排泄しようとします。そして春先の気持ちの落ち込み・・・これは、溜めこんだものを上手く出せず、身体に不要なものが蓄積するために発生する自然の摂理とも言えます。
 
ですが旬の食材に目を向けてみますと、自然はとてもうまくできていることがわかります。特に山菜の苦みは、アクとして「アク抜き」され調理されますが、このアクはタンニンなどのポリフェノール類を中心として抗酸化力などの有効な成分が含まれています。動物は、苦みを「毒」として認識しますので、少量摂取するだけでも、身体は焦ってそれを排泄しようとします。そのときに、冬場にため込んだ不要なものも一緒に出ていくのです。今日から春野菜を上手に利用して、身体の内側の大掃除を始めましょう。
 
　菜の花のオリーブオイル蒸し～まずはマイルドな苦みからスタート　

• 材料　菜の花　にんにく　オリーブオイル各適量　天然塩
• 作り方

1. 菜の花は洗って根本を１ｃｍくらい切り、３センチくらいの長さに切る
2. ニンニクは薄くスライスする
3. 蓋のきっちり閉まる鍋に１ｃｍくらい（ひたひたに）水を張り、菜の花を入れ、にんにく、塩２つまみ、オイル少々を回し入れる
4. 蓋をして中強火で蒸気の出るまで、その後は弱火にして１分程度加熱する

• ポイント

　水分は少ない方が旨味が凝縮されます
　余熱も考慮して、加熱しすぎないように注意しましょう
　塩の代わりに塩こうじにしてもおいしいです