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リオ五輪とダイエットのモチベーションの関連性

 先日,リオオリンピックの食事についてのコラムを執筆しましたので,その続編です。

 日本は,リオ五輪での金メダル数の目標は14個です。さらには,合計30個以上のメダルを目標として掲げています。これは,事前通告されている日本選手団にとって,かなりのプレッシャーとしか思えない数字です。それでも,選手は日本代表として,この猛烈なプレッシャーの中を戦っています。

 金メダル以外は価値がないという考えを前面に押し出されているため,選手らの目標のハードルはあまりに高いものです。なんと,8位入賞は論外とのこと。銀や銅のメダル獲得ならまだしも…という考えでいるのです。プレッシャーをかけるだけだと解っていても,それでも国の威信として,金メダル以外は眼中にないのです。

 実はこの考えかた,ダイエットでも全く同じなのです。
 理想の結果が出なければ価値がないと考え,自らにプレッシャーをかけているダイエッターが意外と多くいます。目先の目標を高くしすぎるのは,ダイエットそのものに失敗してしまったり,挫折してしまったりという問題点があります。

 ただ,オリンピック選手はメダルというゴールがあるからこそ,幼少時から厳しい練習に耐え,目標を高く持ち続けられるのです。だからこそ,モチベーションを高く維持できると言っても過言ではありません。プレッシャーに関しては自分との戦いですが,五輪の競技としては,他人との戦いです。

 しかし,ダイエットは自分との戦いでしかありません。また,ゴールが設定しにくく,かつ,理想が高すぎるため,モチベーションを維持し続けることが難しいとしか言いようがありません。だからこそ,目標やゴールを持ち続けられないダイエッターが多いのです。

 日本は,真面目さが有名な民族です。そこで,性格パターンは2つにわかれます。プレッシャーに押し潰されてしまうか,プレッシャーをバネにして活躍できるか。両極端ですよね。

 この法則をダイエットに適用すると,どうなるでしょうか。
目標やゴールを持てずに焦って早期の結果ばかりを求めてしまうか,ダイエットをする目的やゴール地点をブレないでしっかり持ち続けられるか。心の持ちようが両極端に分かれてしまうのです。ダイエットが成功するか否かは,自分との戦いに勝てるか否かが大きいものです。

 自らの高すぎる目標に潰れてしまうか,小さくてもコンスタントに達成し続けられるか。短期間で大幅な減量をしようとするから,潰れてしまうのです。ゴール地点から逆算して,今現在,何をするのが結果的に最善なのかを考え,実行に移すことがベストなのです。

 ダイエットに近道はありません。ただ,地道でも楽にできるコントロール法はあります。その方法で,あなたなりの金メダルを掴みましょう。

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