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ダイエットと認知行動療法(前編)

 メディケアダイエットにご来院されるかたの中には,多かれ少なかれ精神的な不安さを抱えていらっしゃるかたが結構いらっしゃいます。気づかぬうちに太ってしまって痩せるように医療指導を受けた,太ってから身体に困った症状が表れてしまった,直接的にでも間接的にでも嫌がらせに合った,いろいろな不安要素が挙げられます。太ってしまって精神的に不安定になることだってあるのです。そのような中で,ダイエットをしようと決意した場合,「認知」の部分にたくさん働きかけてあげる必要があるのです。

 今回は,「ダイエットと認知行動療法」と題して,前編をお送りします。 あなたは,「認知行動療法」「認知療法」(以下,認知行動療法と統一します)という,心理療法を受けたことがありますか? 受けたことはなくても,クリニックなどで耳にしたことのあるかたは多いでしょう。

 「認知」とは,ものの受け取りかたや考えかたという意味です。私たちが日常生活の中で自然に行なっていることですね。意識的に「こう言われたらこう反応しよう」とか,「あれを見たらどう受け止めようか」とか,いちいち考えていられません。それほど自然なものなのです。認知行動療法とは,この認知に働きかけて,気持ちや気分を楽にしようとする心理療法のひとつです。

 日常生活でもそうですが,ダイエットに天敵なのは「ストレス」です。しかしながら,ストレスを抱えずに生活することは,現代社会においては難しいでしょう。では,ストレスを多く感じると,私たちはどうなってしまうでしょうか。考えてみてください。

 ストレスが私たちを攻撃する手段として,まず,考えかたを悲観的にさせます。そのような思考パターンが続くと,目の前の問題を解決できないくらいの心の状態に追い込んでしまいます。そこで,認知行動療法では,このような考えかたのバランスをうまく取って,ストレスに上手に対応できるような心の状態にしていこうとするものです。最初は,悲観的な考えかたのスパイラルに陥らせないように思考を制御したり,コントロールしたりします。

 ダイエットにおいては,食事制限や何かを抜かなければならないとなると,もうそれだけで大変なストレスです。これらのようなストレスを感じることなく,自然に食事内容に満足できるようになることが目標です。こういった「認知」を脳に叩き込んでいけば良いのです。あなたが思っているよりも,実は脳は単純なのです。これだけでも,認知行動療法の第一歩です。

 後編に続きます。

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