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メディケアコラム

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γ-GTPの数値が気になるかたの対処法

 これまでの健康診断内容の項目についてのコラムで,様々なお話しをしております。数値の見かたを覚え,それを改善するよう努力することによって,より健康な身体に近づきます。項目は多くて,細かい内容を覚えるのは大変かもしれません。そのような場合は,ぜひ必要なコラムを印刷しておいて,お手元に保管しておくと便利ですよ。

 さて,今回の第4弾も「○○が気になる!」というかたのために,どうすれば良いのかをお話ししていこうと思います。東京中央メディカルクリニック理事長の白川太郎先生のQ&Aも交えてお伝えします。

 4つめは,「γ-GTPが気になる!」というかた。
 肝臓は最も大きな臓器です。その肝臓から血中に現れる物質の量によって,肝臓のトラブルを知ることができます。肝機能がトラブルを起こしていれば,栄養素の分解・合成,有害物質の無毒化,胆汁の合成などに影響が出てきます。
 では,どのようにすれば,肝機能が回復するのでしょうか。
 アルコール性の場合は,明らかです。アルコール、つまり,飲酒を減らすしかありません。飲酒をしないかたは,糖質,脂質を減らす,運動によって脂肪を分解することが,具体的な対策となります。


Q.それぞれ数値が低かったのですが,気にする必要はありませんか?

A.基準値の考えかたはこれまでに示した通りで,全体の数値の95%の人が属している範囲なのです。それ以外の値になると基準値外となってしまいます。特に問題がなくても,基準値以下に属する人が約2.5%は必ずいるということになります。肝機能障害については,あまりに低い数値でない限り,心配する必要はないと考えて良いでしょう。(白川先生)


Q.どの程度の飲酒で肝炎になってしまうのですか?

A.これは人によって大きく差があります。大量の飲酒をしてもびくともしない人がいることも事実なのです。一般的には,毎日飲酒すると30年で肝臓の定年がやってくると言われています。20歳くらいで飲み始め,毎日飲んでいれば50歳頃には「肝硬変」になっていてもおかしくないと考えて良いです。ただし,体質によるところが大きいので,それよりも早く肝炎になってしまう場合もあります。しっかりと自分の数値と向き合いましょう。(白川先生)

いかがでしたか? 健康診断項目の内容についてのコラムをお読みになったほうが,より理解を深めることができます。この機会に,じっくりと結果を片手に読んでみてください。健康診断で「γ-GTPが高いですね」と言われてしまったかた,食生活について見直す必要があるかと思われます。ぜひ,メディケアの初回無料カウンセリングにて我々スタッフにお悩みをご相談くださいませ。スタッフ一同,心よりご来院をお待ち申し上げております。

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